フルーツ・フールはイギリスを起源とするデザートで、グースベリーを使ったフールの記録は15世紀にまでさかのぼるそうです。
フールは、ピューレ状にした果物と、あわ立てたクリームを混ぜ合わせるというとても簡単なデザートで、とてもイギリスの夏らしいデザートですが、スーパーにはヨーグルトの隣に年中売っています。
グースベリーを使ったフールが伝統的なフールですが、(グースベリーは、そのままでは食べられないほど酸味が強い果物です。)イチゴ、ラズベリー、キウイ、オレンジなど、酸味のある果物ら何でもフールを作ることが出来ます。
フールという名称は、押しつぶす(例えばワインを作る際に葡萄をつぶす)という意味を持ったフランス語Foulerを英語に近い発音の単語に置き換え、Foolとなったと言われています。
(混ぜるだけなのでFool(バカ)にでも作れるからフール、という話も聞いたことがありますが、これはあまり信憑性がないようです。)
酸味+甘み+クリーム、の3つの組み合わせの味は、とてもイギリスらしい味覚で、天国にも昇るほうな気分の味です。
冷蔵庫で数時間保存すると、フルーツからの水分が出てしまうので、前もって作っておきたい場合は、ピューレ状にしたフルーツとあわ立てたクリームを冷蔵庫で保存し、食べる直前に混ぜ合わせることをお勧めします。
材料
(約4~5人分)
・グースベリー 約500g
・ホイップリリーム 250~300g
・蜂蜜または砂糖 約大さじ2~3(好みによって加減)
作り方
1 グースベリー、(または他の酸味のある果物、ストロベリー、ラズベリー、キウイ、オレンジなど)をきれいに洗ってなべに入れ、少量の水を入れて柔らかくなるまで煮て、冷まめたら、蜂蜜または砂糖を入れる。
2 ハンドミキサーを使ってピューレにする。
3 クリームをふんわりするまであわ立てる。(あわ立てすぎないように気をつけてください。)
3 1と2をさっと混ぜあわせて、甘さが足りない場合はさらに蜂蜜、砂糖で味を調える。
4 小皿に分けて、出来上がり。