アップサイド・ダウン・ケーキとは、その名の通り、上が下になるケーキということです。
出来上がったときに見せたいものを型の底に敷いて、その上からスポンジ生地をのせて焼くというもので、パイナップルや、プラムなどが良く使われます。
今回は、数あるりんごのケーキレシピの一つのバリエーションです。
アプリコットジャムと火の通ったりんごは、甘酸っぱく最高の組み合わせで、スポンジケーキのベースとも良く合います。
スポンジに入れるラム酒は、もちろんなしでもOKですが、うっすらとラム酒の香るのスポンジケーキはなかなかのものです。
ケーキを型から出すときに、万が一、りんごが型にくっついてケーキがだいなしになってしまうのを防ぐ為にも、ベーキングシートを敷くことをお勧めします。
ホイップクリームと一緒に食べると、りんごの酸味とクリームのまろやかさが、さらに味わいを深めてくれます。
また、焼きたてよりも翌日くらいの方が、りんごとスポンジがなじんでおいしいように思います。
今回のケーキでは、全粒粉を使わずに、普通の薄力粉で作りました。(なので写真のスポンジは、いつものスポンジよりも白く焼きあがっています。)
材料
(直径20~23cmの丸型または20cm×20cmの四角の型)
・りんご(皮をむいて芯をとったもの) 500g
・アプリコット・ジャム 大さじ3
・ブラウン・シュガー(または普通の砂糖)100g
・卵 2個
・バター(常温で柔らかくしたもの) 125g
・セルフレイジングの全粒粉か、薄力粉 125g+ベーキングパウダー 小さじ2/3
(または普通の全粒粉か、薄力粉 125g+ベーキングパウダー 小さじ2)
・ラム酒 大さじ1~2
*オプションとして添える場合
・ホイップ・クリーム 約150ml
作り方
1 オーブンを180度に温める。
2 りんごの皮をむいて芯を取り、適当な大きさに切る。
3 型の底をベーキングシートで覆い、アプリコットジャムを均一にぬる。
4 大きめのボールに、常温で柔らかくしたバターを砂糖を入れ、木べらで良く混ぜ合わせる。
5 4にといた卵を少しずつ加え、さらに混ぜる。
6 全粒粉(または普通の粉)とベーキングパウダーを5のボールに入れ、さっくりと混ぜ合わせ、ラム酒を加えてさっと混ぜる。
7 生地を型に入れ、オーブンで約50分~1時間焼く。
8 スポンジがこんがりして膨らんで、竹串をさして生地がついてこなかったら焼き上がり。
9 型のまま冷まし、ひっくり返して、りんごの部分を上にして皿に出す。
10 ホイップ・クリームを添える場合は、クリームをあわ立てる。