今回紹介するケーキはスパイスを使った秋のケーキです。秋のイベントと言えばハロウィンが有名ですが、イギリスでは、伝統的には11月5日のガイフォークスナイトが大きなイベントで、その前後には花火があちこちで上がります。
ハロウィンのお菓子といえば、カボチャとシナモンの味のお菓子やパイを連想する方が多いと思いますが、イギリスではこの時期には、パーキンというジンジャーケーキを食べるのが伝統的(このブログのNo.11 で以前パーキンのレシピを投稿したので良かったら参照してみてください。)らしいのですが、商業的なハロウィンのお菓子に押されているのでしょうか、一般のお店ではパーキンは殆ど見かけません。
そこで、リネットさんはこの時期にハニースパイスケーキを思いつきました。このケーキはどうやらユダヤのニューイヤー(実際の暦では9月の末頃)Rosh Hashanah のお祝いに食べるケーキのようです。
蜂蜜の香りとスパイスはとても相性が良く、あつあつのティーやミルクととても良く合います。大きくスライスするよりも、薄めにスライスしてそれを2~3切れ食べるのがおすすめです。
蜂蜜が入る分、普通のスポンジより少々固めにできるので、珍しい形のケーキ型で焼いても綺麗に型がぬけるので、どんな形のケーキ型で焼いてもOKです。クリスマスに向けた秋~冬のケーキとしても最高です。
材料(大きめの丸型ケーキ1個分)
バター (常温で柔らかくしたもの) 150g
ブラウンシュガー 60g
蜂蜜 175g
水 大さじ1
セルフレイジングの小麦粉 200g (または普通の薄力粉+ベーキングパウダー小さじ2)
ジンジャーパウダー 小さじ1
シナモンパウダー 小さじ1
クローブパウダー 小さじ1/2
たまご 2個 (常温)
作り方
1 オーブンを180度に温める。
2 ケーキ型の内側をべキングシートで覆う(または薄くバターを塗る)。
3 大き目のボウルに砂糖、蜂蜜、バターを入れ、泡だて器で良く混ぜる。
4 卵を一つづつ入れて、さらに良く混ぜ、水も混ぜる。
5小麦粉にスパイスを全部入れて、良く混ぜてからふるいにかけ材料のすべてをさっと混ぜる。
6 型に入れ、表面を整えオーブンで約45分焼いて、表面がこんがりしてきたら、竹串をさしてみて生地がついてこなければ焼き上がり。
7 型に入れたまま20分程置いた後、ケーキを型から出して金網の上にのせ冷ます。