レアチーズケーキはゼラチンを使って作るのが通常ですが、ゼラチンはポークから出来ているので、ベジタリアンの人は食べられません。リネットさんは動物が大好きなので、出来るだけ動物の肉は食べないように心がけていて、お菓子を作るときも、なるべくゼラチンを使わないで作るようにしています。
今回リネットさんはゼラチンを使ったレアチーズケーキのレシピをアガー(=寒天)を使ったレシピに代えてみました。
イギリスでは、寒天は一般的にはあまり知られていませんが、アガー(Agar)という名で健康食品店に売っています。
バニラの風味がクリームチーズとミックスしてとてもまろやかな味になっています。写真のジャムはリネットさんが手作りしたローガンベリー(果実の写真)ジャムを使ったのですが、どんなジャムでも美味しくできますし、バニラ味のチーズケーキなので、チョコレートソースもOKです。
材料
<ベース>
ダイジェスティブビスケット 125g
バター 75g
<チーズケーキフィリング>
クリームチーズ 300g(常温)
生クリーム 150g(常温)
粉砂糖 50g
バニラビーンズ 少々(小さじ1/3程度)
寒天粉 小さじ2
<ソース>
ジャム 大さじ2
水 大さじ2
作り方
(直径約18㎝の浅い丸型)
<ベース>
クリームチーズと生クリームを冷蔵庫から出して常温にしておく。
型の表面に薄くバターを塗る。
ダイジェスティブビスケットを袋に入れて、のし棒で叩いてできるだけ細かく砕く。
中サイズの鍋を使ってバターを溶かし、バターの熱が取れた後、細かく砕いたビスケットと混ぜる。
型の底にビスケットとバターのミックスをできるだけ均一に敷いて、スプーンと手でしっかり押さえてベースを作り、冷蔵庫に入れて冷ます。
*バターが固くなり、ベースがしっかりします。
<チーズケーキフィリング>
中サイズの鍋にクリームチーズと粉砂糖を入れて良く混ぜ、生クリームとバニラビーンズも入れて全体が均一になるように混ぜる。
そのクリームチーズのミックスを火にかけ弱火で温める。
*弱火でかき混ぜながら、焦がさないように気を付けてください。
別の小なべに寒天粉と水大さじ4-5を入れて沸騰させ、弱火で4分煮て、クリームチーズのミックスが沸騰直前になったら、この寒天の液体を混ぜる。
*両方の鍋の中身の温度が同じでないと寒天が上手く固まらないので気を付けてください。
粗熱が取れたら、用意しておいたビスケットのベースに流し入れ、表面を平に整え、冷蔵庫で数時間冷やす。
<ソース>
ジャムと水を火にかけ、ゆるめのソース状にして小鉢に入れる。
ケーキを切り分け、食べる直前にソースを添える。