No.142 オレンジ・ハニー・アーモンド・ケーキOrange Honey Almond Cake

イギリスの6月と言えば、爽やかで暖かい日が多いはずなのですが、今年の6月は寒くて雨も多くてピクニック日和の日が殆どありませんでした。

それでも7月、8月はもう少し天気が良くなってピクニックが出来ることを期待して、リネットさんはピクニックに持って行きたいケーキを考案しました。

今回紹介するケーキは、砂糖の代わりに蜂蜜で甘みを付ける「ハニー・ケーキ」の一つです。

単なるハニーケーキではなく、オレンジとアーモンドのフレーバーがたっぷりのハニーケーキです。

元々のレシピは真ん中にジャムは挟まれてなく、アーモンドプードルの量もこのレシピの半分だったのですが、リネットさんがちょっと豪華に改良して、このレシピが出来ました。

蜂蜜が使ってあるせいか、スポンジがとってもしっとりしていて驚きました。

とにかく一口食べたら、オレンジ、アーモンド、ハニー、この3つのフレーバーをすべて体感できるはずです。

その3つのフレーバーにプラムジャム（リネットさんの手作り）がミックスされて、ほんわかと甘酸っぱい風味が口全体、体全体にしみわたります。

プラムジャムがない場合は、アプリコットジャムもとても美味しいとリネットさんは言っています。

大きく切ったピースを、ピクニックシートに座ってほおばったらさぞかし美味しいことと思います。

材料

（直径約17㎝、深さ約3㎝の丸いケーキ型、2個分）

<スポンジ>

・バター（常温で柔らかくしたもの） 175g

・蜂蜜（固形ではなく、液体のもの）175g

・卵（できたら大きめ）2個

・摩り下ろしたオレンジの皮 1個分

・オレンジの果汁 大さじ4＝60ml

・全粒粉 100g＋薄力粉 100g（または薄力粉200g）

・ベーキングパウダー 小さじ1

・アーモンドプードル 50g

<フィリング>

・プラムジャム（またはアプリコットジャム）大さじ4～5

作り方

<スポンジ>

1　ケーキ型の底にベーキングシートを敷き、側面に薄バターを塗る。

2　オーブンを160度に設定する。

3　オレンジの皮をすりおろし、果汁をしぼる。

4　大きめのボウルに、バター（常温で柔らかくしたもの）、はちみつ、卵、すりおろしたオレンジの皮、オレンジの果汁を入れ、泡立て器で全体が白っぽくなるまで良く混ぜる。

*6～7分混ぜてください。またハンドミキサーを使う場合は3分でOKです。

5　そこに全粒粉、薄力粉を3回 に分けて入れ、全体が均一になるようにさっと混ぜ、アーモンドプードルも入れてさっと混ぜる。

6　生地を半分ずつ型に入れ、表面を整えオーブンに入れ約30～40分焼き、スポンジ全体に張りが出て、真ん中を串で刺してみて生地がついてこなかったら焼き上がり。

7　10分後に型から出し、金網の上に載せ冷ます。

8　スポンジが冷めたのを確かめて、ジャムを塗る。

*2つのスポンジの底と底を合わせてジャムを塗るとジャムが均一になります。

Read Full Post »

No.141 ウォールナッツ・フラン Walnut Flan

イギリスはこれからの季節は、ピクニックに適した季節ということで、今回リネットさんは外で食べられるピクニックメニューを考えました。

今回紹介するレシピは、リネットさんの大好きな胡桃を使ったフランです。

フランはキッシュと同じものを言うようですが、フランは甘いフィリングもありなのに対して、キッシュのフィリングは甘くないようです。

（スペインでフランというと、プリンのようなカスタードを使ったデザートのことを言うそうです。）

フランは熱いうちだと、チーズが固まっていないので柔らかくて、食べ始めるとすぐに終わってしまいます。

なので、好みにもよりますが、少し冷めてから常温で食べる方が食べごたえがあって美味しいと思います。

適当な大きさに切って容器に入れれば持ち運びも簡単だし、常温で美味しく食べられるという、まさにピクニックに最適な一品です。

胡桃のほろ苦さとチーズのコンビネーションは絶妙で、なんとなく高級感も漂います。

サラダを添えるとより気分が高まります。

材料

(直径約20㎝のフラン/キッシュ型)

〈ベース〉

・バター 125g

・全粒粉 (または薄力粉) 250g

・冷水 大さじ3〜4

〈フィリング〉

・チーズ (できればチェダー) 155g

・くるみ 100g

・パセリ(またはコリアンダー/パクチー) 大さじ2程度

・卵 2個

・牛乳 150m

・塩 小さじ1/2弱

・胡椒 少々

作り方

〈ベース〉

1  大きめのボウルにバターと全粒粉を入れ、全体を指でなじませてから冷水を混ぜ、全体の生地をまとめる。

2  フランの型の内側にバターを薄く塗り、生地を手の平と指で均一になるようにのばす。

(生地を平らな表面に粉を敷き、のし棒で広げるのが一般的なやり方ですが、リネットさんは手で押し拡げる方が簡単で早いと言います。)

3  広げた生地を型ごと冷蔵庫で約30分冷やす。

(時間がないときは冷さなくてもいいのですが、冷やしたほうが生地がサクッと仕上がります。)

〈フィリング〉

4  オーブンを200度に温め、生地の厚みの2/3位の深さを目安に適当な感覚でフォークで小さな穴を刺す。

(生地を焼く際、蒸気が抜けるための空気穴です。)

5  生地をオーブンに入れ、約15分焼く。

6  大きめのボウルに、たまごと牛乳を入れ混ぜ合わせ、そこにチーズをすりおろし入れ、くるみ、パセリ、塩、胡椒も入れさっと混ぜる。

7  ベースの生地がうっすらと焼けたのを確かめてから、オーブンを180度に設定する。

8  6のミックスをベースの生地に入れ、オーブンで約45分間焼く。一度全体の表面がドームのように盛り上がったら(その後平らになります)焼き上がり。

* 温かいまま食べるのも美味しいですが、常温になってチーズが落ち着いた方が食べ応えがあり、ピクニックやランチボックスに最適です。

Read Full Post »