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Archive for 2014年2月

IMG_1195 レーズン入りレモン・ウイスキー・ケーキ

このケーキは、ちょっと珍しいケーキのような気もしますが、材料は手に入りやすいものばかりです。

リネットさんは、クリスマスケーキに使ったウイスキーが残っていたので、このケーキを作ることを思いついたそうです。

レモンとウイスキーの香りがほんのりと香り漂う、高貴に満ちたケーキです。

焼く前日にレモンをウイスキーに漬けることと、ケーキが焼いた当日よりも翌日の方がおいしいということで、2日がかりで作るケーキです。

また、卵の白身を別にあわ立てるので、ケーキの生地はふんわりと舌触りが良く仕上がります。

ということで、ちょっと贅沢なお酒のケーキです。

レーズンの量は、好みによって減らしてもOKです。

IMG_1171 道端のピンクのバラ

材料

(直径約20cmのケーキ型)

・ウイスキー 110ml

・レモンの皮 1個分

・セルフ’・レイジングの全粒粉 175g

(または普通の全粒粉+ベーキングパウダー 小さじ2)

・ベーキングパウダー 小さじ1

・バター(常温で柔らかくしたもの)175g

・ライト・ブラウン・シュガー 175g

・卵 3個

・レーズン 175g

IMG_1157 とある塀のスプレーのバラ

作り方

1 レモンの皮を薄くそいで、ウイスキーに入れ、1晩置く。

2 オーブンを180度に温め、ケーキ型の内側をベーキングシートで覆う。

3 卵を黄身と白身に分ける。

4 大きめのボウルにブラウン・シュガーとバターをいれ、木べらで良く混ぜる。

5 シュガーとバターのミックスに、卵の黄身を一づつ入れて、さらに良く混ぜる。

6 レモンの皮をウイスキーから取り除き、ウイスキーだけを5のミックスに入れ混ぜあわせる。(一晩で、レモンの成分がすっかりウイスキーに出ているはずなので、レモンの皮は捨てることになります。)

7 大きめの別のボウルに入れた卵の白身を、角が立つまであわ立てる。

8 5のボウルに全粒粉とベーキングパウダーを入れ、さっと混ぜ、レーズンも入れてさっと混ぜる。

9 あわ立てた卵の白身を生地のミックスの中に1/3くらいに分け、切るように、さくっと混ぜる。

10 生地をオーブンに入れ、約1時間焼く。生地に張りが出て、真ん中を竹串でさしてみて生地がついてこなかったら焼きあがり。

IMG_1186 レーズン入りレモン・ウイスキー・ケーキ

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IMG_1202 ガントン・ケーキ

ガントン(Ganton)とは、ヨークシャー北部に位置する町の名前で、ガントン・ケーキはこの町に由来するそうです。

このケーキは、簡単なケーキの中でも、かなり簡単なケーキで、材料をさっと図りさえすれば、あとは、混ぜて焼くだけです。

いわゆるイギリスのフルーツケーキなのですが、スパイスも、ナッツも、チェリーも入っていない、レーズンだけのフルーツケーキです。

リネットさんが言うには、労働者のケーキだそうで、寒い冬の作業から帰ってきて、無造作に大きく切って、空腹に放り込む・・・そうです。

そして、一番興味深いのは、このケーキは、ウエンズレイデール・チーズ(Wensleydale Cheese)と一緒に食べるということです。

ウエンズレイデイル・チーズは、チェダーなどのチーズに比べると軽いので、一度に食べる量も多く食べられます。

質素な材料で作ったとはいえ、味の方は、驚くほどに深みがあり、おいしいケーキで、とても驚きました。

チーズとフルーツケーキ、という組み合わせは、実は以外においしいもので、シェリーやワインなどとも合ったりします。

IMG_1280 春を待つ黄色いクロッカス

材料

(直径約18cmのケーキ型1個)

・セルフ・レイジングの全粒粉 255g

(または普通の全粒粉+ベーキング・パウダー 小さじ2)

・バター(常温でやわらかくしたもの) 125g

・ブラウン・シュガー 125g

・レーズン 225g

・卵 2個

・牛乳 大さじ3~4

IMG_1287 春を待つ紫のクロッカス

作り方

1 オーブンを180度に温める。

2 ケーキ型の内側をベーキングシートで覆う。

3 大きめのボウルに粉とバターを入れ、指でバターを粉になじませるように、混ぜる。

4 そこに砂糖とレーズンを入れ、木べらで良く混ぜる。

4 溶いた卵を入れ、さらに混ぜる。

5 牛乳を生地の加減をみながら混ぜる。(生地が固すぎず、ゆるすぎない感じです。)

6 生地を型に入れ、オーブンで約1時間焼く。

7 生地がこんがり焼け、はりが出てきたら、竹串をさしてみて、生地がついてこなければ焼き上がり。

8 型のまま、金網の上にのせて冷ます。

IMG_1197 ガントン・ケーキ

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IMG_1121 イヴズ・プディング

イヴズ・プディングのイヴとは、アダムとイヴのイヴです。

聖書に出てくる禁断の果実りんごを、ふんだんに使ったプディングということで、この名がついているようです。

イギリスの書物には、このプディングの原型が出てきたのが、1800年代初期ということなので、かなり古いプディングといえるでしょう。

かつては、イギリスには200種類ものりんごがあったという、りんごの産地ならではのプディングです。

煮たりんごの上に、スポンジがのっているという、とてもシンプルなプディングで、材料も簡単に手に入りますし、作り方もとても簡単です。

今回のレシピは、りんごにレモン汁を入れただけの甘酸っぱい味で、(レモン汁はりんごをきれいな色に保ってくれます。)スポンジ・ケーキの甘さととても良く調和しています。

また、りんごを煮るときに、シナモン・パウダーを小さじ1入れると、スパイシーなりんごの味になり、それもなかなかのものです。

温かいうちに、召し上がってください。生クリームをかけると、おいしさが一層引き立ちます。

IMG_1107 りんごをさっと煮る

材料

(直径約22cm、深さ約10cmの耐熱ボウル1個分)

<りんごのフィリング>

・りんご 500g

・レモン汁 大さじ1(約レモン半個)

・ 砂糖 大さじ1~2(りんごの甘さによって調節してください。)

・水 約50ml

<スポンジ・ケーキ>

・セルフ・レイジングの薄力粉(または全粒粉)125g

・バター(常温で柔らかくしたもの) 125g

・ライト・ブラウン・シュガー(または白砂糖)125g

・卵 2個

IMG_1110 焼く直前の生地

作り方

<りんごのフィリング>

1 りんごの皮をむき、一口大に切る。

2 なべにりんご、砂糖、レモン汁と水50mlを入れ、約5分間さっと煮たら、なべを火から下ろして冷ます。

<スポンジ・ケーキ>

3 オーブンを180度に温める。

4 ボウルにバターと砂糖を入れ、泡だて器でよく混ぜる。

5 そこにといた卵を一つずつ入れ、さらに混ぜる。

*卵を入れて混ぜる過程で、生地が分離してきたら、6の粉を大さじ1~2入れて混ぜると生地の分離を避けることが出来ます。

6 全粒粉、または薄力粉を5にふるい入れ、さっとまぜる。

6 煮たりんごを耐熱ボウルに入れ、その上に生地を平らにのせ、オーブンで約30分~40分焼く。

7 ケーキ生地の真ん中を竹串でさしてみて、生地がついてこなかったら、焼き上がり。

IMG_1118 焼き上がり直後

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