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Archive for 2012年12月

スティームド・ジンジャー・プディング(とりわけ) スティームド・ジンジャー・プディング+カスタード・ソース

スティームド・プディングとは、オーブンを使わずに、なべで蒸して作るプディングです。時間はかかりますけど、なべ一つで出来るので、ある意味簡単に作れるプディングで、かなりイギリスらしいデザートです。

歴史的には17世紀には、プディングと言えば、布に巻いて茹でられていて、肉類がメインだったそうです。

それが18世紀には、肉類のプディングは消え、甘いものが主体になり、20世紀の初頭には、現在使われているようなプディング・ベイシン型が発明され、現在のプディングが生まれたそうです。

ジンジャー(しょうが)を使ったお菓子は、イギリスではとても人気があり、ジンジャー・ビスケット、ジンジャー味のチョコレートなどはお店で良く見かけます。

ここで紹介しているリネットさんのジンジャー・プディングは、とてもクラシックなイギリスのプディングです。

ブラウンシュガーの深い味わいと、ジンジャーは、カスタードととても良く合い、寒い冬には最高の1品です。

調理してすぐに召し上がらない場合は、蓋をしたまま2週間くらいは持ちます。食べる直前になべに沸騰したお湯を入れ、同じ手順で30分程度蒸して温めてください。

温かいカスタード・ソース、またはクリームと召し上がってください。

紐とホイルの蓋 紐を巻きつけ、ハンドルを作る。ホイルに折り目を入れる。

材料

(1と1/2パイント=約850mlのプディング・ベイシン型)

・バター(常温で柔らかくしたもの) 95g

・ソフト・ブラウン・シュガー 95g

・卵 2個

・セルフレイジングの全粒粉 185g

(または普通の全粒粉、薄力粉 185g+ベーキング・パウダー 小さじ1弱)

・ジンジャーパウダー 山盛り小さじ2

・ステムジンジャー 4かけ(手に入らない場合はなしでOK)

・蜂蜜 大さじ2

<カスタード・ソース>

・牛乳 280ml

・卵 1個

・デメララ・シュガー 大さじ山盛り1(好みで調節してください)

・バニラエッセンス 数滴

取り出す直前 出来上がったプディング。ベーキングシートをはがす。

作り方

1 大きめのボールでバターとブラウンシュガーを良く混ぜあわせる。

2 そこに溶いた卵を入れ、さらに良く混ぜ合わせる。

3 そこに全粒粉、ジンジャーパウダー、さいの目に切ったステムジンジャーを入れ、さっと混ぜる。

4 プディング・ベイシンの内側全体にバターを薄く塗って、蜂蜜をベイシンの底にたらす。

5 プディング・ベイシンの中に、3の生地を入れ表面を平らに整える。

6 ベーキング・シートをプディング・ベイシンの円型よりも少し大きめに、2枚円型に切り、2枚とも表面にぴったりとのせる。

7 アルミホイルを、プディング・ベイシンの円型よりも2~3cm大きく切って、折込をつけ(スポンジが盛り上がったときにスペースがあるようにするためです。)表面を覆う。

8 綿の紐を周囲に結びつけ、さらに上部にハンドルになるように紐を結びつける。(紐のハンドルは、プディングを熱湯から取り出すときに、とても便利です。これなしでは安全にプディングを、なべから取り出すことはとても困難です。)

9 なべにプディングを置き、熱湯をプディング・ベイシンの2/3くらい入れ、蓋をして弱火で約2~2時間半ゆでる/蒸す。

(この蒸すという過程が、スティームということになります。)

10 十分注意しながら、紐を使ってプディングをなべから取り出します。

11 紐を切り、アルミホイルとベーキング・シートをはがし、ナイフをスポンジの淵に滑り込ませる。

12 お皿をプディング・ベイシンの淵にあて、タオルを使ってプディング・ベイシンをひっくり返す。少し上下。前後に振ってみて、プディングが出た感覚があったら、プディング型を取り除く。

13 カスタード・ソース(またはシングルクリーム、泡立てないクリーム)をかけて温かいうちに召し上がってください。

<カスタード・ソース>

1 牛乳をなべで沸騰しないように温める。(なべはすぐに使うので洗わないで脇に置いておく。)

2 大きめのボールに卵、砂糖、バニラエッセンスを入れ良く混ぜる。

3 2のボールに牛乳を入れさらに良く混ぜる。

4 3をなべに入れ、木べらを使って混ぜながら、ゆっくりと弱火で温め、全体にとろみがついてきたらできあがり。

スティームド・ジンジャー・プディング(全体) お皿に出したスティームド・ジンジャー・プディング

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2012 年のクリスマスケーキ(飾り) 雪だるま、ロビン、シルバーボール、ピスタチオの飾り

今年もリネットさんから、クリスマスケーキを頂きました。

(クリスマス・ケーキの説明とレシピはNo.27を参照ください。)

リネットさんの今年のデコレーションは、お砂糖で出来た雪だるまと、ロビンちゃんが、アイシングの雪の原にすわっているものです。そこにシルバーボールとピスタチオがちりばめられています。

2012年のクリスマスケーキ(全体)  アイシングが雪の原(崖)のよう

リネットさんは、アイシングでケーキを覆うときに、自然なケーキの曲線をそのまま生かすので、断面がなだらかな雪の崖のようになって、手作り感があふれ、とてもチャーミングです。

  2012年のクリスマスケーキ(スライス) ブランデーが効いています

そしてブランデーが良く効いているので、日持ちも良く、最高の香りがします。

また、チェリーが丸ごと入っているのもリネットさんのクリスマス・ケーキの特徴です。

今年もこのクリスマス・ケーキを食べつつ、新年を迎えることになりそうです。

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