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Archive for 2015年1月

IMG_5541 アイリッシュ・ティー・バラック

冬に食べたいケーキのひとつに、熱々のティーと相性のいいフルーツ・ケーキがあります。

バラック(Brack)とは、アイルランドの古語ではパン(Bread)だそうで、アイリッシュ・ティー・バラックは、フルーツ・ブレッドとフルーツ・ケーキの中間にある感じのケーキです。

このケーキとそっくり(というかほぼ同じ)なものが、ウエールズにもあり、バラ・ブリス(Bara Brith)という名称で知られています。

どちらのケーキも、、ドライ・フルーツを前日にティーに漬けてから作りますが、イーストを使ったバージョンと、ベーキングパウダーを使ったものがあります。

今回紹介するレシピは、イーストを使わないバージョンで、リネットさんがよく作るもので、前日にフルーツを漬けてさえおけば、驚くほど簡単に作れます。

一晩ティーに漬かったフルーツは、ケーキの生地を最高にしっとりさせ、奥深い香りをかもします。

このケーキは、アイルランドでは伝統的にはハローウィンの頃に食べるそうなのですが、寒い冬の日に熱々のティーと頂くと、とても体が温まり、幸せな気持ちになります。

IMG_5980 ウインター・ベリー(Sorbus Aucuparia)

材料

(大きめのローフ型一つ)

・ドライ・レーズン(またはサルタナ・レーズン)500g

・ライト・ブラウン・シュガー 100g

・冷えた紅茶 カップ1(約200ml)

・全粒粉 250g

・ベーキング・パウダー 小さじ1

・卵 1個

IMG_5537 ローフ

作り方

<焼く前日>

1 紅茶を濃いめに入れて冷ます。

2 大きめのボウルに冷めた紅茶、ドライ・フルーツ、砂糖を入れさっと混ぜてから一晩おく。

<焼く当日>

3 オーブンを180度に温め、型の内側をベーキングシートで覆う。

4 2のボウルに溶いた卵を入れ、よく混ぜ、全粒粉とベーキングパウダーを入れ、さっと混ぜる。

5 生地を型に入れ、表面を整えオーブンで約2時間焼く。

6 生地全体に張りが出て、真ん中を竹串でさしてみて、生地がついてこなかったら焼きあがり。

7 10分後にケーキを型から出し、金網の上におく。

*温かいまま、冷めてから、どちらもおいしくいただけます。また、バターを塗ると一層おいしさが引き立ちます。

IMG_5544 スライスして、バター

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IMG_5799 ユール・カーイ(Yulekage)

去年のクリスマスは、リネットさんは、いつものイギリスのクリスマスケーキ(No.27、No.53 、N0.82 、No.107 )、クリスマスプディング(N0.28)、ミンツパイ(No.29、No.83)に加えて、デンマークのクリスマス・ケーキに挑戦してみました。

Yule(ユール)とは、クリスマス前後の冬のホリデー、または冬至を表す古い言葉で、北欧の国々では現在もよく使われているそうです。

Kage(発音はカーイに近く聞こえる)は、デンマーク語でケーキという意味だそうです。

イギリスでは、クリスマス・シーズンという意味合いで、Yuletide(ユールタイデ)という言葉があるそうなのですが、、私は今回初めて知りました。

このYulekage は、ドライフルーツを使ったほんわか甘いパンで、カルダモンが入ってるのが他のフルーツパンと違うところだと思います。

優しい味に、爽やかなカルダモンの香りの甘いパンは、シナモン、クローブのたくさん入ったイギリスのクリスマのお菓子、ケーキから休憩をとるのに最適な感じがしました。

リネットさんのケーキに対する冒険心は、すばらしいのと同時に、なんだか可愛いなと思いました。

IMG_6042 ポインセチア

材料

・人肌温度の牛乳 100ml

・フレッシュ・イースト菌類 25g (ドライ・イースト、クイック・イースト使用の場合は約7g=1袋)

・薄力粉 450g(全粒粉を使う場合は、薄力粉と全粒粉半分ずつ)

・ソフト・ブラウン・シュガー 50g

・バター(常温で柔らかいもの)100g

・カルダモン・パウダー 2.5ml(小さじ1/2)

・バニラ・エッセンス 5ml(小さじ1)

・摩り下ろしたレモンの皮 1個分

・ミックス・キャンディー・フルーツ=フルーツの砂糖漬けを刻んだもの (または刻んだドライ・アプリコット、ドレンチェリーなど)225g

・卵 2個

・塩 小さじ1/4

IMG_6045 ローズヒップ

作り方

1 型の内側を薄くバターを塗る(または型の内側をベーキングシートで覆う)。

2 牛乳を人肌温度に温め、小さく崩したイーストを入れ、さっとかき混ぜて蓋をして 15分くらい放置する。

(クイック・イースト使用の場合は、この作業をを省いて次の過程3で、牛乳とクイックイーストを混ぜてください。)

3 大きいボウルに、薄力粉、砂糖、塩、を入れ、バターと指を使ってなじませる。

(クイックイースト使用の場合は、イーストをここで入れてください。)

4 3にカルダモン・パウダー、摩り下ろしたレモン皮、フルーツの砂糖漬けまたはドライ・フルーツを入れ、欲混ぜる。

5  4に、といた卵をを入れ、よく混ぜた後、生地の真ん中に穴を作り、イーストと牛乳のミックスを入れて、生地がなじんだら、平らな表面で10~15分よくこねる。

(クイック・イースト使用の場合は、人肌温度の牛乳だけを入れてください。)

*生地は柔らかいのですが、指にくっつかない程度になるよう、粉と少量の牛乳で調節してください。

6 生地を型に入れ、約1時間~2時間暖かい部屋において、生地が約2倍の大きさになってきたら、オーブンを180度に温める。

7 生地をオーブンで約45分間焼いて、全体がこんがりしてきたら、オーブンに気をつけながら生地をそっと叩いてみて、空洞感が感じられたら焼き上がり。

8 10分後に生地を型から出し、金網の上で冷ます。

IMG_6019 スライス

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