今年の年明けは、イングランドのロックダウン宣言がなされ、気温もかなり低い日が多く、ロンドンは静かに年明けを迎えました。毎年恒例の大晦日のテムズ川の打ち上げ花火もなかったことを思うと、やはり例年とはかなり違う年末年始でした。
クリスマスの飾りは大体1月の1週くらい(クリスマスの12日間が終わると)で取り外すのが普通で、今週はクリスマスの飾りも見られなくなり厳しい冬が来たという感じです。
*クリスマスの12日間とは、12月の25日から1月5日までで、その翌日1月6日はEpiphany(エピファニー:公現祭) というカトリックのお祭りだそうですが、イギリスではそのお祭りはないのがちょっと残念です。
そんな中、クリスマス前に買ったラム酒を使ってフルーツケーキを作りました。フルーツケーキは10日~2週間くらい日持ちがするのでとても重宝します。今回たまたまドライクランベリーが沢山あったので、クランベリーを中心に赤とオレンジ色のドライフルーツだけ使いました。基本的にドライフルーツならレーズンやアプリコット、何を使っても大丈夫なので、いろいろアレンジしてみたください。
レモンの果汁の代わりにラム酒を増やせば、より一層ラムの香りのケーキになりますし、ラム酒ではなくブランデーや別のお酒でももちろんOKです。
ゆっくりと寒い冬のひと時を、お酒の効いたフルーツケーキと温かい紅茶、コーヒーで過ごしてみるのはいかがでしょうか。
材料
(約縦25㎝×10㎝×8㎝のローフ型1個)
バター (常温で柔らかくしたもの)125g
砂糖 90g
卵(冷蔵庫から出して常温にしておく)2個
ラム酒 40ml
レモンの果汁 10ml
セルフレイジングの小麦粉 125g
(または普通の薄力粉125g+ベーキングパウダー小さじ1)
ドライクランベリー 100g
ドレンチェリー 50g
オレンジピール 50g
作り方
(前日)
1 ドレンチェリーを(半分に切ってから)クランベリー、オレンジピール、ラム酒を中サイズのボウルに入れ一晩漬ける。
(当日)
2 オーブンを180度に温め、型の内側にベーキングシートを敷く。
3 大きめのボウルに砂糖とバター(常温で柔らかくしたもの)を入れ、泡立て器で良く混ぜる。
4 溶いた卵を数回に分けて入れ、さらに良く混ぜる。
5 レモンの果汁を加える。
6 前日に用意しておいたフルーツのラム酒漬けを入れ、さっと混ぜる。
7 小麦粉を入れさっと混ぜる。
8 生地を型に入れ表面を整えて、オーブンに入れて約40~45分焼いて、表面に張りが出て、生地の真ん中に竹串(なかったらナイフでOKです)を刺してみて生地がついてこなかったら焼き上がり。
*20~30分後に様子を見て、すでに焦げ目がつきそうだったら、アルミホイルを軽くかぶせてください。
9 オーブンから取り出して型に入れたまま、15分くらいおいてからケーキを金網の上にのせて冷ます。