2月17日はパンケーキ・デーでした。この日はキリスト教では、シュロブ・チューズデー(Shrove Tuesdayというそうです。
フランス語のマルディ・グラ(Mardi Gras)も同じ日を指し、 その意味はFat Tuesdayだそうです。
このシュロブ・チューズデーは、レント(Lent=四旬節)が始まるアッシュ・ウエンズデー (Ash Wednesday )の前日ということになります。
レントとは、イースター(復活祭)までの40日間のことで、キリスト教的には、この間は贅沢なものを控えて過ごすということになっているそうです。
棚の中に残っている、小麦粉、砂糖などを使いきってしまおうということから、この風習が生まれたそうなのですが、言わば、レントに入る前に、おいしいものを食べておこうという事らしいです。
イギリスではクレープのような薄い生地のパンケーキをレモンとお砂糖で食べるのが伝統的ですが、(No.60 パンケーキ・デーのパンケーキを参考にしてください)最近はヌテラなどの、チョコレートスプレッドも人気のようです。
今回紹介するのは、普通の小麦粉を使わずに、そば粉で作るパンケーキ、ガレットです。
ガレット(Galette)はフランスでは、ケーキのバージョンや、ビスケットのバージョンもあるそです。
そば粉のガレットは、甘いフィリングを使わないのが一般的で、やはりチーズのフィリングが最高です。また、チーズにハムを加えるのも定番のようです。
No.89 で紹介したそば粉のパンケーキと似てるのですが、今回のレシピは生地に卵が入っていて、成功しやすいレシです。
私は一口食べた瞬間、目うろこのおいしさだと感じました。
チーズは溶かさなくても、溶かすまで温めても、どちらもおいしいです。
材料
(直径約20~22cmのガレット8枚=4人分)
・卵 2個
・牛乳 130ml
・塩 小さじ1/8
・バター 35g
・そば粉 120g
・サラダ油 少々(フライパンで焼く分)
<フィリング>
・チェダーチーズ 150g (好みでハム、ハーブなどを加えてください)
作り方
1 バターを溶かして冷ます。
*バターが暖かいままだと、次の段階で、バターが混ざらずに粒上のかたまりになってしまうので、必ず冷ましてください。
2 ボウルに卵、牛乳、バター、塩、冷ましたバターを入れ、泡だて器でよく混ぜる。
3 2のボウルにそば粉を少しずつ入れ、生地がスムースになるまで混ぜる。
4 30分~1時間、冷蔵庫で生地をねかせる。
5 ノンスティックのフライパンを中火にかけ、少量の油をしき、油が均一になるようにキッチンタオルでぬぐう。
6 油が熱くなったら、おたま一杯分(約55ml)の生地を直径20~22cmになるようにフライパンに広げ、約1分間焼き、ひっくり返して20~30秒焼き、お皿に置き、乾かないようにキッチンタオルをかける。
*この作業を生地がなくなるまで繰り返す。
7 ガレットを再びフライパンにのせ、チーズ(または好みでハム、ハーブなど)をのせ、3つにたたみ、ひっくり返してからサラダとともに、サービングする。
*好みにより、チーズが溶けないうちにサービング(メインの写真)または、チーズが溶けるまでフライパンで温めてサービングしてください。