イギリスで売られている梨は、いわゆる洋ナシ(European Pearという総称らしいです。)で、コンフェレンス(Conference )という品種のものが、圧倒的に市場を占めています。
コンフェレンスは、イギリス国内でも多く収穫され、秋になると値段もとても安くなります。
常々、なぜ梨にコンフェレンス(Conference = 会議)という名がついているのが疑問だったのですが、調べてみたところ、1885年にNational British Pear Conference(イギリス梨会議) で優勝したとこにちなんでいるようです。
それで、今回は季節もの、洋ナシを使ったケーキを紹介します。
アーモンドと梨のコンビネーションは、洋ナシとアーモンドのタルトにみられるように、伝統的にとても相性がいいとされています。
アーモンドプードルは、スポンジをよりしっとりさせているだけでなく、上品な洋梨の味をうまく引き出していると思います。
作り方は思ったよりも簡単なのが、このケーキの嬉しいところです。
アプリコットジャムのグレイズは、無くてもおいしいのですがジャムを塗るとつやが出て、急に何倍にも素敵な見た目になります。
日本で売られている、ラ・フランスでも、もちろんおいしくできると思います。
材料
(直径約23cmの円型ケーキ型)
・無塩バター 180g
・砂糖 125g
・バニラエッセンス 小さじ1
・卵(常温)3個
・アーモンドプードル 100g
・薄力粉 150g
・ベーキング・パウダー 小さじ2/3
・牛乳 大さじ1
・梨(洋ナシ)固めのもの 3個
・アーモンド・フレーク 大さじ2
<グレイジング>
・アプリコット・ジャム 大さじ1
・水 大さじ1
作り方
1 オーブンを170度に温め、ケーキ型の内側をベーキングシートで覆う。
2 大きめのボウルに、砂糖、無塩バター、バニラエッセンスを入れ、あわ立て器でよく混ぜる。
3 2のボウルに、溶いた卵を一つずつ入れ、さらに欲混ぜあわせる。
4 3のボウルに、半分の量の小麦粉、ベーキングパウダー、アーモンドプードルを入れ、さっと混ぜる。
5 さらに残りの半分の量の小麦粉、ベーキングパウダー、アーモンドプードル、牛乳を入れ、さっと混ぜる。
6 ペアの皮をむき、芯を取り、1.5~2cmにスライスする。
7 5の生地を型に入れ、表面を整え、スライスしたペアを表面に並べた後、アーモンドスライスを均等に振り掛ける。
8 オーブンで約1時間焼いて、真ん中を竹串でさしてみて、生地がついてこなかったら、焼き上がり。
9 アプリコットジャムと水を小なべで温め、ケーキが熱いうちに、ジャムを刷毛を使って表面にぬり、つやを出す。
10 型のまま10分間置いた後、ケーキを型から出し、金網の上にのせて冷ます。