Feeds:
投稿
コメント

Archive for 2014年9月

IMG_4807 コジェットとレーズンのケーキ

コジェットは、ズッキーニ(Zuccini)という名でも知られている、ウリ科の野菜(植物学的には果物に分けられるらしいのですが)で、イギリスでは、ブロッコリー、キャロットのように、年中を通してスーパーに並んでいます。

しかし、収穫期は夏~秋の初頭で、リネットさんも畑でコジェットを栽培しています。

そこでリネットさんは、今回は普段は野菜として使われている食材、コジェットを使ったケーキを焼いてくれました。

レシピは、友達から聞いたものを、リネットさんがさっとメモしたものです。

IMG_4756 メモ書きのレシピ

ケーキの中のコジェットの役割は、味というよりも、質感に潤いを与える、というような感じです。

レーズンもけっこう入っているので、コジェットから出た水分をドライフルーツであるレーズンが吸ってくれて、調和が保たれます。

コジェットには、ポタシウムやビタミンA が豊富に含まれていますし、レーズンには、鉄分も豊富に入っているので、健康にも嬉しいケーキです。

全粒粉、コジェット、レーズン、ナツメグという大地の恵みの味を十分楽しめます。

ちょっとおなかが空いたときに、ミルクティーと頂くのが最高かと思います。

IMG_4718 リネットさんの庭のラズベリー

材料

(直径約15cmの丸型のケーキ型2個分、または直径約20cmの深めのケーキ型1個分)

・バター (常温で柔らかくしたもの)185g

・ライト・ブラウン・シュガー(または普通の白砂糖)125g

・卵 (常温)2個

・全粒粉(または普通の薄力粉) 250g

・ベーキングパウダー 小さじ2と1/2

・コジェット(ズッキーニ)約6cm

・レーズン 185g

・ナツメグ(またはジンジャーパウダー) 小さじ1/2

IMG_4752 リネットさんの畑で採れたコジェット

作り方

1 オーブンを180度に温め、ケーキ型の内側をベーキングシートで覆う。

2 大きめのボウルに、バターと砂糖を入れ、木べらで全体が白っぽくなるまでよく混ぜあわせる。

3 2のボウルに、卵を一つずつ入れ、さらによく混ぜ合わせる。

4 3のボウルにレーズンとナツメグ(またはジンジャー・パウダー)を入れ、さっと混ぜる。

5 4のボウルにコジェットを摩り下ろし入れ、全体をさっと混ぜる。

*コジェットは大根おろし器ではなく、チーズおろしのようなもの(5ミリくらいの幅で摩り下ろせるもの)を使ってください。

6 5のボウルに薄力粉、または全粒粉とベーキングパウダーを入れ、さっと切るように最低限混ぜ合わせる。

7 生地を型に入れ、表面を整えてオーブンで約40分焼き(大きい型の場合は、約1時間~1時間15分)、生地の真ん中を竹串でさしてみて、生地がついてこなかったら、焼き上がり。

8 型に入れたまま、10~15分置き、ケーキを型から出して金網の上にのせ冷ます。

IMG_4819 ピース

Read Full Post »

IMG_4887 レモン・スポンジのセレブレーション・ケーキ

とうとう、レシピも今回で第100回目を迎えました。

今回はそのお祝いとして、No.100の飾りがついたセレブレーション・ケーキを紹介いたします。

イギリスでは、セレブレーション・ケーキというものに、これといった決まりはないのですが、ウエディングや、誕生日などには、フルーツケーキや、普通のスポンジ・ケーキの上にアイシングをのせ、きれいにデコレーションしたものが一般的です。

アイシングはご存知のごとく、ほぼ砂糖なので、その味を楽しむと言うよりは、見た目のためといえるでしょう。

また、ケーキを空気に触れさせない、つまり長持ちさせる役目もあります。

今回そのアイシングは、簡単に使える市販のものを使用してみました。

100という数字は、プラスチックで出来た市販のものもあるのですが、出来るだけ食べ物を使いたいという思いで、レモンの皮で作ってみました。

レモン・スポンジは、シンプルなものですが、レモン2個分の皮と果汁が入っているので、レモンの風味が想像以上にして、普通のスポンジとは一味違うことは、食べてすぐにわかります。

今回は全粒粉を使ったので、写真のスポンジは色が濃くなっており、舌触りも少々粗くなっています。

白い薄力粉のみで作ると、食物繊維や栄養はなくなりますが、なめらかな舌触りのスポンジになります。

また手作りのレモン・バター・クリームは、それだけでもやみつきになりそうな味です。

もちろん、アイシングなしで、レモン・スポンジ・クリーム・ケーキとして、楽しむことができます。

(その際は、側面に塗ったレモン・バタークリームは一番上の表面に塗ってください。)

とにかく今回で100個めのレシピということで、リネットさんと一緒に驚いているのですが、次回からも気長に楽しくやっていきたいと思っております。

IMG_4866 市販のアイシングとシルバー・ボール

材料

(直径約18~20cmの丸型)

<レモン・スポンジ>

・バター(常温で柔らかくしたもの) 185g

・砂糖 185g

・卵(常温)3個

・レモン 2個 (摩り下ろした皮 2個分、果汁2個分・・・大さじ1は下記のレモンクリーム用)

・セルフ・レイジングの粉 300g (または全粒粉 150g、普通の白い薄力粉150g)

(または普通の薄力粉 300g+ベーキングパウダー 小さじ3)

<レモン・バター・クリーム>

・無塩バター(常温でやわらかくしたもの) 125g

・粉砂糖 185g

・レモンの果汁 大さじ1

<飾りつけ>

・アイシング (市販のものなら約400g)

・シルバー・ボール 、レモン・ピーラーで作った飾り、リボン、花 など

IMG_4869 レモン・ピーラー 

作り方

<レモン・スポンジ>

1 オーブンを180度に温め、ケーキ型の内側をベーキングシートで覆う。

2 大きめのボウルに、バターと砂糖を入れ、木べらかあわたて器で、全体が白っぽくなるまでよく混ぜる。

3 2のボウルに卵を一つずつ入れ、さらによく混ぜる。

4 3のボウルにレモン2個分の皮を摩り下ろす。

5  レモン2個分の果汁を絞り、小鉢に入れておく。(大さじ1の果汁は、レモンバタークリームにとっておく)

6 4のボウルに薄力粉をふるい入れ、さっくりと混ぜ、レモンの果汁を最後に入れ、またさっくりと混ぜる。

7 生地を型に入れ、オーブンで約1時間焼いて、全体に張りがでて、真ん中を竹串でさしてみて、生地がついてこなかったら焼きあがり。

8 型のまま約10分冷ました後、型から出し金網の上にのせ完全に冷ます。

IMG_4863 アイシング

<レモン・バター・クリームと飾りつけ>

9 中サイズのボウルに、無塩バター、粉砂糖を入れよく混ぜる。

10 レモンの果汁大さじ1を入れ、全体がなめらかになるまでよく混ぜる。

11 ケーキを3層に水平にスライスし、2/3のクリームを2層に均等に塗り、ケーキを重ねる。

12 残りの1/3のクリームをケーキの表面と側面に塗る。(アイシングが滑り落ちない為のクリームなので、薄くてけっこうです。)

13 市販のアイシングをのし棒でのばし、注意深くケーキにのせ、淵を切り取り整える。

*平らなテーブルに粉砂糖を大さじ2ほどしいて、厚さ約5ミリにのばしてください。

14 レモンの皮、シルバー・ボウル、リボン、花などで飾りをつける。

IMG_4893 ピース

Read Full Post »