コジェットは、ズッキーニ(Zuccini)という名でも知られている、ウリ科の野菜(植物学的には果物に分けられるらしいのですが)で、イギリスでは、ブロッコリー、キャロットのように、年中を通してスーパーに並んでいます。
しかし、収穫期は夏~秋の初頭で、リネットさんも畑でコジェットを栽培しています。
そこでリネットさんは、今回は普段は野菜として使われている食材、コジェットを使ったケーキを焼いてくれました。
レシピは、友達から聞いたものを、リネットさんがさっとメモしたものです。
ケーキの中のコジェットの役割は、味というよりも、質感に潤いを与える、というような感じです。
レーズンもけっこう入っているので、コジェットから出た水分をドライフルーツであるレーズンが吸ってくれて、調和が保たれます。
コジェットには、ポタシウムやビタミンA が豊富に含まれていますし、レーズンには、鉄分も豊富に入っているので、健康にも嬉しいケーキです。
全粒粉、コジェット、レーズン、ナツメグという大地の恵みの味を十分楽しめます。
ちょっとおなかが空いたときに、ミルクティーと頂くのが最高かと思います。
材料
(直径約15cmの丸型のケーキ型2個分、または直径約20cmの深めのケーキ型1個分)
・バター (常温で柔らかくしたもの)185g
・ライト・ブラウン・シュガー(または普通の白砂糖)125g
・卵 (常温)2個
・全粒粉(または普通の薄力粉) 250g
・ベーキングパウダー 小さじ2と1/2
・コジェット(ズッキーニ)約6cm
・レーズン 185g
・ナツメグ(またはジンジャーパウダー) 小さじ1/2
作り方
1 オーブンを180度に温め、ケーキ型の内側をベーキングシートで覆う。
2 大きめのボウルに、バターと砂糖を入れ、木べらで全体が白っぽくなるまでよく混ぜあわせる。
3 2のボウルに、卵を一つずつ入れ、さらによく混ぜ合わせる。
4 3のボウルにレーズンとナツメグ(またはジンジャー・パウダー)を入れ、さっと混ぜる。
5 4のボウルにコジェットを摩り下ろし入れ、全体をさっと混ぜる。
*コジェットは大根おろし器ではなく、チーズおろしのようなもの(5ミリくらいの幅で摩り下ろせるもの)を使ってください。
6 5のボウルに薄力粉、または全粒粉とベーキングパウダーを入れ、さっと切るように最低限混ぜ合わせる。
7 生地を型に入れ、表面を整えてオーブンで約40分焼き(大きい型の場合は、約1時間~1時間15分)、生地の真ん中を竹串でさしてみて、生地がついてこなかったら、焼き上がり。
8 型に入れたまま、10~15分置き、ケーキを型から出して金網の上にのせ冷ます。