No.147 アップル・プディング・ケーキ Apple Pudding Cake

リネットさんの庭には大きなりんごの木があって、毎年沢山のりんごが実を付けます。

リネットさんは、全部は食べきれないのがわかっているので使う分だけ収穫して、それ以外は鳥たちが食べてくれて、地面に帰って土の栄養となるのを喜んでいます。

りんごのケーキのレシピは、数限りなくありますが、今回のケーキは、プディングとケーキのちょうど中間のような感じのケーキです。

りんごの皮をむいて切ってしまえば、後は混ぜて焼くだけという、簡単な手順のケーキです。

といっても、その簡単さとは反比例した美味しさがこのケーキの一番の魅力だと思います。

シナモンとナツメグのスパイスとりんごの酸味が、程よい甘さと溶け合って絶妙なコンビネーションをかもしています。

それに泡立てた生クリームが加わると、さらに味が引き立ち、リッチなデザートになります。

材料

（20㎝×20㎝×5㎝の四角いケーキ型1個分）

・砂糖 200g

・バター（常温で柔らかくしたもの）110g

・卵 1個

・薄力粉 180g

・ベーキングパウダー 小さじ1

・塩 小さじ1/4

・ナツメグパウダー 小さじ1

・シナモンパウダー 小さじ1

・りんご 皮をむいて一口大に切ったもの300g

・生クリーム 200ml

作り方

（約20㎝×30㎝×5㎝の長方形の型一個分）

1 　オーブンを180度に温め、ケーキ型にベーキングシートを敷く。

2　りんごの皮をむき、2~3㎝の一口大に適当に切る。

3　大き目のボウルにバターと砂糖を入れ、全体が白っぽくなるまで混ぜ合わせる。

4　3に卵を入れ、さらに良く混ぜ合わせる。

5　4に薄力粉、ベーキングパウダー、塩、ナツメグ、シナモン、を入れさっと混ぜ合わせる。

6　5にりんごを混ぜ合わせ、トレイに入れ表面をととのえる。

7　オーブンで約35～40分焼いて、全体がうっすらと黄金色になったら、竹串をさしてみて生地がついてこなかったら焼き上がり。

8　10分後に型から出し、金網の上に載せ冷ます。

9　生クリームを砂糖を入れないで泡立て、食べる時に添える。

 

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No.146 アーモンド・オレンジ・ビスケット Almond Orange Biscuits

今回紹介するレシピは、失敗から生まれたレシピです。元のレシピはオレンジ・ジャンブルというもので、ブランデースナップ（No.9 で紹介しました。）に似た、薄い平べったい生地の焼き菓子を熱いうちにくるっと巻いたお菓子でした。

このオレンジ・ジャンブルをリネットさんと一緒に作ったのですが、2回ともどうしても上手くできませんでした。でも味は抜群においしいことは確かでした。

そこでこの際、小麦粉を増してビスケットにして焼いてみようということになりました。

生地をまとめて冷蔵庫で冷やしてスライスして焼くだけ、という極シンプルなやり方でつくってみたところ、これがやめられないほど美味しい出来栄えになりました。

スコットランドのショートブレッドと少し似てるのですが、材料にふんだんにアーモンドの粉が入っているところが大きな違いです。

そのため生地がよりサクサクです。オレンジの皮と果汁がアーモンドの風味といい具合に調和していて、とても上品な一品です。

失敗から生まれた新しいお菓子は沢山あるらしいのですが、自分達で体験するとまたその苦労と喜びもひとしおで、知らないうちにレシピを暗記していました。

レモンバージョンもかなりいけると思います。

材料

・アーモンドプードル 155g

・薄力粉 125g

・ベーキングパウダー 小さじ1/2

・砂糖 95g

・バター 95g

・オレンジの皮 1個分

・オレンジの果汁 大さじ3

作り方

<前日>

1　大き目のボウルにバター、小麦粉、ベーキングパウダーを入れて両手の指で全体をなじませる。

2　砂糖も加えて生地になじませる。

3　オレンジを良く洗って拭いてから、皮をすりおろして生地に混ぜる。

4　オレンジの果汁を絞って大さじ3を生地に混ぜる。

5　生地をまとめて直径約4㎝の円筒状または四角柱に生地をまとめ、ラップに包んで冷蔵庫で一晩冷やす。

<翌日>

6　オーブンを160度に温め、平らなトレイにベーキングシートを敷く。

7　冷やした生地を冷蔵庫から出し、良く切れる包丁で生地を厚さ約4㎜にスライスしてベーキングシートに2㎝位の間隔をあけて並べる。

8　オーブンで約15～20分焼き、表面がうっすらときつね色になり、端がほんのり茶色くなってきたら焼き上がり。

9　すぐに金網の上に載せて冷ます。

*7～9の作業を生地がなくなるまで繰り返す。

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