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Archive for the ‘アメリカ お菓子’ Category

このところイギリスも、新型コロナウイルスの第二波が来ていて、イギリス各地で規制が強化されています。現在ロンドンでは他人の家(屋内)に遊びに行ってはいけないというルールが設けられているので、リネットさんの家の訪問は控えています。リネットさんはとても元気で、今週は毎年恒例の秋のジャム作りで忙しいそうです。あと、演劇の脚本も書いているそうです!

そこで今回はリネットさんがあまり作らないアメリカ風のレシピを紹介します。リネットさんはアメリカのレシピは濃厚すぎると言います。私も同感なのですが、甘い物好きなのでお菓子なら何でもトライしたい性質です。

今回紹介するレシピは、大きなチョコチップクッキーなのですが、このいかにもアメリカっぽいクッキー、実はイギリスのスーパーマーケットでは定番になっていて、各自のスーパーマーケットは独自のものを出しています。

チョコレートをダーク、ミルク、ホワイトとミックしたり、クランベリーをレーズンやヘーゼルナッツにしたり、いろいろアレンジするもの楽しいです。

焼きたてはチョコレートがとろけて驚きの美味しさです。つまみ食いしたら止まりません。翌日くらい中に食べてしまうのが一番おいしい食べ方なので、食べ過ぎにならないようにお友達に分けてあげるのがお勧めです。

材料

(直径10㎝のクッキー約20枚分)

ソフトブラウンシュガー 200g

塩 小さじ1

溶かしバター110g

卵 1個

バニラエッセンス 小さじ1

薄力粉 160g

重曹 小さじ1/2

ミルクチョコレート (またはホワイトチョコレート)75g

ダークチョコレート 75g

ドライクランベリー 50g

作り方

1バターを小なべに入れて弱火で溶かしておく。

2 チョコレートを1㎝~1.5㎝大に切っておく。

3 大きめのボウルに砂糖、塩、溶かしバターを入れて混ぜる。

4 卵とバニラエッセンスを加えて、リボン状になるまでさらに混ぜる。

5 薄力粉と重曹を入れさっと混ぜる。

6 チョコチップとドライクランベリーを入れ、さっと混ぜる。

7 生地を5㎝×30㎝位の円筒状にまとめてサランラップにくるんで冷蔵庫で30分くらい冷やす。

*冷蔵庫に長く入れすぎると固くなり過ぎて切るのが大変になってしまいます。

8 オーブンを180度で温めて、トレイにベーキングシートを敷く。

9 生地を約3㎝ずつくらいに切り5~6個トレイに載せて焼き、表面がうっすらとこんがりするまで15分程度焼く。

*焼くとかなり広がるので一度に沢山トレイに並べると生地が広がって、くっついてしまいます。

9 フライ返しなどを使って金網にのせ、残りの生地をまた同じように焼く。

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IMG_0192 全粒粉のチョコレート・ブラウニー(ピース)

チョコレート・ブラウニーは、正確にはケーキではなく、だからといってお菓子と単純に言いきれもしない、ブラウニーはブラウニーでしかない?そうです。

その発祥の地は、20世紀前半のアメリカで、どのようにこのレシピが生まれたかにはいくつかの説があるようです。

シカゴのホテルで、ケーキよりも小さく、しかしケーキと同等なくらい食べ応えがあり、しかも手で持って簡単に食べられるお菓子として発明された、という説。

メイン州、バンゴー(Bangor)の主婦が、チョコレートケーキをつくるつもりが、ベーキングパウダーを入れ忘れて出来た、という説。

どちらにしてもブラウニーはアメリカンなことは確かです。とはいえ、ここ最近のイギリスのカフェでは、ブラウニーは定番の一つになっていて、とても人気があります。

ブラウニー(Brownie)という名の由来は、見た目のごとく、チョコレート色のブラウンからきたというものや、上記のバンゴー(Bangor)の主婦のニックネームがブラウニーだったとも言われています。

また、ブラウニーという単語には、他にも2つ意味があるのが興味深いところです。

一つは、アメリカ、カナダのガールズ・スカウトの総称。もう一つは、イギリスや北ヨーロッパに伝承される、家の中(台所や暖炉のある部屋)に住んで、家事を手伝ったり、時にはいたずらをしたりする妖精。

これらとチョコレート・ブラウニーが直接関係してるのかは、定かではありませんが、なんとなく繋がっているようにも思えてなりません。

ここで紹介しているレシピは、リネットさんがお友達のシーラさんから受け継いだものを、全粒粉で作ったものです。

もともとは、イギリスを代表するチョコレート会社、キャドバリー(Cadbury)のレシピ本にあったものだそうです。

最近のブラウニーのレシピは、固形のチョコレートを溶かして作るものが多いのですが、このレシピは少しレトロで、チョコレートは使わずに、ココアパウダーだけを使っています。

そのため、生地が軽めにできていて、ほんのりと全粒粉の風味と歯ごたえがココアと胡桃の味の背後に感じられます。

食感は、極めてしっとりとしています。ココアの色が濃いので、どのくらい焼けているか見極めにくいかもしれませんが、焼きすぎないように注意してください。

紅茶というよりも、カフェ・ラテなどのコーヒーととても良く合います。

IMG_0327 キャドバリーのココア  

材料

(約20cm×20cmの四角のケーキ型)

・無塩バター 150g

・ココアパウダー 60ml(大さじ2)

・ダーク・ブラウン・シュガー 150g

・卵(常温) 2個

・全粒粉 50g

・胡桃(砕いたもの) 50g

IMG_0171 焼く直前 IMG_0179 焼きあがった直後

作り方

1 オーブンを180度に温め、ケーキ型の内側をベーキングシートで覆う。

2 150gのバターのうち、50gだけをなべに入れ、弱火でとかしてココア・パウダーと混ぜてココア・ペーストを作る。

IMG_0161 ココア・ペースト

3 火からなべをおろして、ココア・ペーストの熱をとる。

4 ボウルに残りのバター100gと砂糖を入れ、木べらか泡たて器で良く混ぜる。

5 卵を一つずつ入れ、さらに良く混ぜる。

6 全粒粉を入れ、さくっと混ぜる。

7 ココア・ペーストと胡桃を入れ、さっと混ぜ、生地を型に入れ、表面を平らに整えて、オーブンで35分前後焼く。

8 真ん中を竹串でさしてみて、生地がついてこなかったら、焼き上がり。

9 型に入れたまま、金網の上で冷ます。

IMG_0184 全粒粉のチョコレート・ブラウニー

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