今年(2014年)のパンケーキ・デーは3月4日です。
パンケーキ・デーは、レントが始まる前の最後の日で、アメリカでは、Fat Tuesday という名もあるそうです。
このパンケーキを最後に、イースターまでの40日間は、謹しみ深く贅沢なものを食べずに過ごすのが、伝統的な敬虔なキリスト教ということだそうです。
(*レントについては、No.60 で投稿したパンケーキ・デーのパンケーキをご覧ください。)
イギリスのパンケーキ・デーには、伝統的にはクレープのように薄い生地のパンケーキをレモンとシュガーでいただくのですが、今年は、リネットさんは少し変化球のパンケーキを作ってくれました。
そば粉とイースト菌を使ったパンケーキです。
そば粉を使ったパンケーキはフランス北部でも良く食べられているそうで、甘いもののフィリングよりも、甘くないもののフィリングの方がなぜか良くあいます。
今回、リネットさんは、下ろしただけのシンプルなチェダーチーズを中にはさみました。
素朴な味のそば粉のパンケーキは、イーストを使ってあることにより、ふんわりとしていています。
フィリングのチーズは、好みで量を調節したり、ハーブを混ぜたりして楽しむことができます。
サラダを添えると、最高のランチの一品になります。
材料
(直径約20cmのパンケーキ約4枚分)
<パンケーキ>
・そば粉 125g
・ ぬるま湯 (人肌の温度程度) 約210ml
・クイック・ドライ・イースト 小さじ1/2
・塩 一つまみ(約小さじ1/4)
・オリーブオイル 大さじ1程度 (フライパンに敷く用)
<フィリング>
・チェダーチーズ 約150g (摩り下ろしたもの)
作り方
1 大きめのボウルに、そば粉、クイック・イースト、塩を入れさっと混ぜる。
2 人肌温度に温めた水を1のボウルに入れ、泡だて器でゆっくり混ぜる。
3 そのままの状態で、生地を約1時間、暖かめの場所に置く。
4 フライパンにオリーブオイルを敷き、熱して、大さじ2程度の生地を広げる。
*油は多めに(大さじ1程度)、しっかり熱することが、成功の秘訣です。またパンケーキはあまり大きく広げないほうが、ひっくり返すときに簡単です。
5 数分して生地に気泡が立ってきて、パンケーキの淵がこんがりして少し浮いてきたら、パンケーキをひっくり返して、1、2分焼く。
6 両面がこんがりして、中に火が通ったと思ったらお皿にのせ、ふきんを掛け、少量のオリーブオイルをたしながら、生地が無くなるまで、次のパンケーキを同じ手順で焼く。
(フライパンの加減をみながら、少量のオリーブオイルを足したり、火加減を弱めたりして調節してください。)
7 摩り下ろしたチェダーチーズをパンケーキにはさみ、少しフライパンで温め直してから、お皿に出す。