イギリスを代表するケーキを挙げるとしたら、やはりビクトリアサンドイッチかスコーンかということになると思います。(No.17 ホールミール ジャムスポンジ、No.47ホールミールスコーンを紹介したのでよかったら参照してください。)
ビクトリアサンドイッチは、ビクトリア時代(1837-1901年)から親しまれてるケーキで、今現在もカフェやティールームでの定番ケーキの1つです。
伝統的にはヴィクトリアサンドイッチは、ジャムのみを挟むそうなのですが、ほとんどのものはバタークリームとジャムが挟まれています。
そこで今回のレシピはバタークリームではなく生クリームを使ってみました。甘くない生クリームとジャムが程よくミックスされ、スポンジとのハーモニーをより一層引き立ててくれます。
冷蔵庫に入れるとスポンジが固くなってしまうので、食べる直前に生クリームを挟んでください。
材料
(直径20cmの丸型のケーキ型2個分)
<スポンジ>
・バター (常温柔らかくしたもの) 175g
・卵 (常温) 3個
・砂糖 175g
・セルフレイジングの小麦粉 175g
・牛乳 大さじ1
<フィリング>
・ラズベリージャム (またはストロベリージャム) 大さじ5
・生クリーム 150ml
作り方
<スポンジ>
1 オーブンを175度に温め、ケーキ型の底にベーキングシートを敷く。
2 大きめのボウルにバターと砂糖を入れ、泡立器で全体が白っぽくなるまで混ぜる。
3 卵3個をといて容器に入れ混ぜる。
4 といた卵を、バターと砂糖のミックスに3〜5回くらいに分けて混ぜ、その都度泡立て器でよく混ぜる。
5 小麦粉をふるい入れさっと混ぜ、牛乳も入れ軽く混ぜる。
6 生地を二当分にして(キッチンスケールを使うとうまくいきます。)型に入れ表面を整えてオーブンで約25分焼く。
*オーブンによって焼き具合が違うので20分経ったら様子をみてください。
7 表面全体にうっすらと焼き色がついたら、竹串で真ん中をさしてみて、生地がついてこなかったら焼き上がり。
8 ケーキをオーブンから出し、5分間ほど型に入れたまま放置した後、金網の上にのせ冷ます。
*ケーキの底が上になるようにして冷ますと、ジャムとクリームを均一に塗りやすくなります。
<フィリング>
9 小さめのボウルで生クリームを泡立てる。(砂糖なしで)
10 スポンジが完全に冷めたのを確認してから、2つのケーキの底面が合わさるようにしてジャムとクリームを出来るだけ均一に塗る。
11 スポンジをサンドイッチ状態に合わせる。
*冷蔵庫で保管するとスポンジのバターの成分が固まってスポンジがかたくなってしまうので、冷蔵庫では保管せずにすぐに召し上がってください。