ジャップ・ケーキ(Jap Cake)とは!? このネーミングを聞いて、なにぞや!? と思わない人はいないでしょう。
今は亡き、消えたイギリスのお菓子と言っても過言でないこの小さなお菓子は、リネットさんが子供の頃は、良く見かけるご馳走だったそうです。
Jap Cake のJap とはJapaneseなのか?(それ以外はないであろうと思われる) ということなのですが、今のところわからないのです。
わかることといえば、ネット上にいくつか、昔なつかしの Jap Cake(s) を知っている人はいますか? とか、私が子供の頃にはたしかにありました、というものです。
そんなネット上の投稿を読んでいると、イギリス北部(ヨークシャー、またはランカシャー周辺)でこのケーキを食べていたというものがいくつかありました。
ということで、このケーキのネーミングも言われも、今はナゾなのです。(わかり次第投稿します。)
それはともあれ、ジャップ・ケーキには、小麦粉が全く使われておらず、アーモンドの粉がふんだんに使われているので、とても贅沢なお菓子だといえるでしょう。
マカロンに似ているともいえますが、歯ごたえはどちらかというと、ちょっとねちっとした感じです。
まわりにまぶしてある粉は、型を抜いた後の枠の生地をもう少し焼いて砕いたもの、というところがとてもユニークです。
ここで紹介しているレシピのオリジナルは、リネットさんのおばあさんのものです。
オリジナルではコーヒークリームを使ってありますが、リネットさんは、ココアのバタークリームにアレンジしています。
バニラクリームの方が好きな方は、バニラエッセンスを数滴たらして、シンプルなバニラクリームにすることもできます。
材料
(直径6~7cmのケーキ約6個分)
・卵白 3個分
・ソフト・ブラウン・シュガー 125g
・アーモンド・プードル 175g
<ココア・バタークリーム>
・バター 30g
・ソフト・ブラウン・シュガー 60g
・ココア 小さじ1(バニラ・バタークリームの場合:バニラエッセンス数滴、コーヒー・バタークリームの場合:インスタント・コーヒー小さじ1)
作り方
1 オーブンを180度に温める。
2 卵白を大きめのボウルに入れる。(卵を割るとき、卵黄が少しでも混ざらないように注意してください。あと、ボウルの内側に油分がないことを確認してください。卵黄を含む油の成分があると卵白があわ立ちません。)
3 卵白を泡だて器で良くあわ立てる。(ハンドミキサーを使うときめ細やかにあわ立ちます。)
4 砂糖を数回に分けて、角が立つまで良くあわ立てる。
5 あわ立てた卵白に、アーモンド・プードルをさっくりと入れ、混ぜる。
6 オーブントレイの上に、ベーキングシートを敷き、ナイフを使って、生地を1~2cmの厚さにのばす。
7 オーブンに入れ、約10~15分焼く。*生地が固まってきた感じでOKです。それ以上焼くと、固くなってしまいます。
8 生地をオーブンから出して、直系6~7cmの円いクッキー型で約12個切り抜く。
9 切り抜いたケーキは金網の上にのせ冷まし、残った回りの生地は再びオーブンに入れ、オーブンの温度を120度に下げて、約15分焼く。*生地を乾燥させるためなので、生地がこげていなか、注意してください。
<バタークリーム>
10 小さめのボウルにバター、砂糖、ココア(またはインスタントコーヒー、バニラエッセンス数滴)を入れて良く混ぜる。
11 9の生地をオーブンから出し、少し冷めたら、のし棒で粉々に砕く。*上からそっと押しながら、つぶす感じではじめるのをお勧めします。
12 円いケーキの片面にバタークリームを塗ってサンドイッチにし、その上下、周囲にもバタークリームを塗り、砕いた粉を表面全体に転がしながらつける。
13 この作業を繰り返す。